・・・日向灘のむつごろうが日々のあれこれ綴ります・・・
真心
2016-01-07
1890年、
トルコの軍艦が日本での任務を終えトルコに向けて帰港中、
和歌山県沖で遭難。
500名以上が亡くなり助かったのは69名。
嵐の中で島民たちは 懸命に救出し手当てをした。
ただでさえ、貧しい生活を余儀なくされているのに
嵐の中で島民たちは 懸命に救出し手当てをした。
ただでさえ、貧しい生活を余儀なくされているのに
島の人たちは衣類、食糧、全てを出した。
救出活動後にトルコから医療費を請求してほしいと言われた時、
目の前で苦しむ人たちに当たり前のことをしただけ、
そのお金はトルコの船員の遺族のために使って欲しいと。
自分さえ良ければ人のことはどうでも良いような風潮が
目の前で苦しむ人たちに当たり前のことをしただけ、
そのお金はトルコの船員の遺族のために使って欲しいと。
自分さえ良ければ人のことはどうでも良いような風潮が
垣間見えるこの時代に他人のために
真心で尽くした医師や島の人たちを
日本人として誇りに思う。
日本人として誇りに思う。
しかし、続きはまだある。
今から31年前の3月17日、
イラク・イラン戦争でサダム・フセインは48時間後に
無差別攻撃をすると宣言。
イランには多数の日本人がいた。
日本政府は安全が保障されないため救援機は飛ばせないと。
刻々と時間が迫る中で
トルコの大使館に救援機を要請した。
空港には500人近くのトルコの人たちもトルコの救援機を待っていた。
しかし、トルコの人たちは日本人全員に譲った。
取り残されたトルコの人たちは全員が陸路で帰ったのだ。
何故なら125(126)年前の海難救出で受けた真心を知っていたから。
(トルコの人たちの85%は125(126)年前のことを知っている。
日本でこのことを知っているのは25%だそうだ)
久しぶりに感動で胸が熱くなった映画だった。