・・・日向灘のむつごろうが日々のあれこれ綴ります・・・
こんな時だからこそ優しさを
2020-09-05
コロナウィルスは時代の仕組みや流れを変えていくのか。。
訴えようとしているものは何なのかを私たちは真剣に考えなければならない。
経済優先で突き進んできた私たちにいつかは警鐘の鐘が鳴る日が来ると言われていた。
実際は、鐘はもう何十年も前から鳴り続けていたのだ。
それでも私たちは聞く耳を持たなかった。最後の警鐘が今なのか。
長年続いていた老舗旅館、馴染みの居酒屋、100年も続いていた民族楽器店や百貨店や
遊園地などの相次ぐ廃業。それに、文化施設やスポーツ施設、観光業、芸能関係、
舞台を支える照明音響の技術者、デザイナー、メーキャップアーチスト等々
コロナ以前には普通に動いていたことが想定外の事態に追い込まれている。
兎にも角にも一刻も早いワクチンや薬の完成を待つ。
さだまさしさんが「緊急事態宣言に今思うこと」と題して
エッセーを公開したのは4月7日。
さださんは、そして、そのエッセーを即興で歌にしました。
作品として残す気持ちはないそうです。
友人から送られて来たYouTubeを聴いていると
何と!ごみ収集のことにも触れていた。
休むに休めないライフラインの職業に従事している人たちのことに
思いが馳せられていた。
さださんは雑誌のインタビューでこうも述べていた。
(前略)ーこういう中でごみを取集して下さる人たちもいるわけでしょう。
誰が鼻をかんだかわからないティッシュが入ったゴミ袋を集めるのは大変ですよ。
こういう人たちに、どう感謝したらいいんだろうと思ってね。
僕らは不平不満に気を取られると、感謝を忘れるんでね。
感謝することが優先されれば
¨よし、今は自分にできることをしよう¨と、、(中略)ー
当社の社員たちも酷暑の中、マスクをつけ消毒スプレーを携帯し
熱中症にも気をつけながら黙々と収集作業。
一人でも感染者が出たら地域のごみ収集が暫くの間ストップしてしまう。
それだけは避けなければ、と。
そんな、ある日、
地域のゴミステーションに
作業員の労をねぎらう手紙が添えられていた。
他のステーションにはマスク数枚と一緒に。。
いつ自分が感染するかもわからないのに
平気でコロナ差別をする一握りの人がいる一方でこうした優しい人もいる。
思わず涙が出そうだった。
こんな時代だからこそ人を思いやる気持ちが必要なのだ。